マイコプラズマと診断されたけれど薬を処方されなかった、抗菌薬を処方されたけれどなかなか症状がよくならない、といったお話を聞くことがあります。それらはどういうことなのでしょうか。お薬は、効果と副作用のバランスが重要ですが、マイコプラズマにおいても同様です。今回はそれらを踏まえて、マイコプラズマにおける抗菌薬の治療をご紹介します。
西健太朗
マイコプラズマという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?実はマイコプラズマは、学童期の肺炎の原因第1位の身近な病原体なのです。実際に学校や職場でも流行することは珍しくありません。しかし、インフルエンザ程はあまり知られておらず、あまり聞き慣れないマイコプラズマという診断をされて不安になる方もいるのではないでしょうか。今回、そのマイコプラズマとはなんなのかということと、風邪との違いをご紹介します。
インフルエンザは時に肺炎や脳炎を引き起こすため、保護者の方が心配になることも多いでしょう。そんなとき登場するのが、インフルエンザの薬です。しかし、「必ず薬を飲まないと治らないの?」「お兄ちゃんと違う薬が処方されたけどなんで?」「副作用や注意することはありますか?」「昔、インフルエンザの薬で異常行動などがニュースになっていたけど大丈夫なの?」など使用する上で、気になることも少なくないと思います。そんな疑問にお答えします。