心室中隔欠損症~診断を受けたときに知っておきたいこと~

お子さんが「心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう)」と診断されると、驚いたり、不安になってしまいますよね。

この病気は、心臓の左右の部屋を隔てる壁に穴があいている状態で、全体の約2~3割を占める最も頻度の高い先天性心疾患です。穴の位置や大きさによって経過や必要な治療は異なります。

なお、似た名前の「心房中隔欠損(しんぼうちゅうかくけっそん)」とは穴の場所や症状の出方が異なります。心臓の正常構造や心房中隔欠損についてはこちらの記事も参考にしてください。

今回は、気をつけて見ておきたい症状や、治療の流れ、生活の中で知っておきたいことをお伝えします。

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健診で心雑音を指摘されたら!〜心房中隔欠損の症状と治療〜

乳児健診などで心雑音を指摘されると、心臓に重大な病気があるのではないか、と不安になることも多いでしょう。多くの場合、出生後の哺乳や体重増加が順調であれば、緊急の治療を要する疾患である可能性は低いです。今回はその中でも比較的多い心房中隔欠損(しんぼうちゅうかくけっそん)についてお話します。

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