子どもの目が赤くなった〜結膜炎の原因とは?

お子さんが朝起きたら、昨日まではなかった目の赤みがあることってありませんか?「風邪気味なのと、目も関係ある?」「すぐに受診しなければいけない?」「原因は何?」などと気になりますよね。今回はお子さんの目の赤い時の原因や気をつけるべきことをお伝えします。

結膜炎の原因は細菌やウイルスの感染が多いです

上下のまぶたの裏側と白目の表面を覆っている半透明の膜を結膜と呼びます。この結膜が炎症を起こす病気を結膜炎と言います。炎症の原因としては、細菌の感染やウイルスの感染が多いです。

細菌感染の場合は、両方の目に症状が出ることもあり、かゆみや痛みを伴うことがあります。緑や黄色の目やにがみられ、朝起きた時に目が開かないこともあります。

一方、ウイルス感染の場合は、たいていは片方の目に症状が出ます。その症状も目の腫れや充血や涙目だけで、目やにやかゆみは少ないと言われています。ただし、流行性角結膜炎(はやり目)や咽頭結膜熱(プール熱)はウイルス感染が原因ですが、症状が強く、感染力も強いため注意が必要です。目の異常があったら早めに眼科や小児科を受診してください。

かぜの時に結膜炎になることも

お子さんがかぜをひいた時に結膜炎になってしまうことがあります。かぜの時は鼻水のせいで涙の通り道がブロックされ、涙が流れなくなります。すると、乾いた涙が目やにとなり、たくさん溜まってしまうことで、細菌やウイルスが感染しやすくなってしまいます。詳しくは「なんでいつも「めやに」が出ているの?その原因と対処法」も参考にしてみてください。かぜの時の結膜炎はかぜ症状の改善とともに目の症状もよくなっていきます。

アレルギーでも結膜炎になります

結膜炎の原因は、細菌やウイルスの感染以外では、アレルギーがあります。花粉など特定の物質に対してアレルギーがあると、たいていは両方の目にかゆみを伴う充血や涙目がみられます。このアレルギー性結膜炎は花粉など季節性のものもありますが、ハウスダストなど一年を通して症状が起こる通年性のものもあります。大人だけでなく、小さなお子さんにも起こります。

対策としては、アレルギーの原因物質がある場所に行かない、眼鏡やゴーグルで目をガードするなどが望ましいです。ただし、現実的にはそれだけでは不十分なため、症状を和らげるお薬を内服することが多いです。アレルギーを疑う場合は小児科医や眼科医とよく相談してみてください。

 

目の赤みがあるときは症状が軽ければ、少しは様子をみても構いませんが、それでも改善しない場合は小児科や眼科を受診しましょう。小児科オンラインで受診の目安などをご相談いただくことも可能です。

 

 

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。

小児科オンラインはこれからもお子さんの眼に関する情報を発信していきます。

(小児科医 田中俊之