最終更新日: 2024年2月15日 by syounikaonline
前編では爪に関してよく寄せられるトラブルを解説しました。この後編では指先にやさしい爪の切り方を紹介します。
巻き爪や陥入爪は爪の切り方で予防しましょう
子どもの爪もだんだん硬くなってくると大人と同じような悩みが出てきます。
指先は、爪がない部分の皮膚が盛り上がってくるため、爪の先や横が短すぎると巻き爪や陥入爪(爪が食いこみ赤くなったり膿んだりして痛みを伴います)の原因になります。
爪は次に記載してあるように、指先にやさしい切り方をしてみましょう。
指先にやさしい爪の切り方
爪は切りすぎても、のびすぎても生活に支障が出ますよね。
切る頻度は何日に一回という基準はありません。切る長さは、白い部分を何ミリ残すかより、指先とそろえるつもりで切るとよいでしょう。
新生児から乳児の赤ちゃんは、赤ちゃん用の爪切りやハサミを使うと小さなカーブにも対応しやすいですよ。爪が割れやすいときは、ヤスリを使う方法もあります。
爪の周りが赤く痛みがあるなどの場合は受診しましょう
爪の周りが赤くなって痛みがある、膿んでいる、歩き方がおかしい、といった場合は爪(周)囲炎かもしれません。痛み止めや抗炎症薬、抗菌薬などでの治療が必要な場合があるので、小児科または皮膚科を受診しましょう。
子どもの爪トラブルについてはぜひ「子どもの爪トラブル(前編)〜爪の相談は小児科や皮膚科へ〜」も合わせてお読みください。
さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。
小児科オンラインはこれからもお子さんの爪、皮膚に関する疑問を解決するために情報を発信していきます。
(小児科医 金澤結)