どうして離乳食を食べないの?(前編)子どもが食べない理由

用意した離乳食をお子さんが食べてくれないと、親としては悲しい気分になり、栄養が取れないのではないかと不安になりますよね。

今回は、全く離乳食を食べずすごく痩せていたの娘を育てた小児科医が、食べてくれない子の食べない理由や対処法について、前編・後編にわたってお話しします。

離乳食開始の推奨時期に合わない子もいます

おそらくこれを読んでいる親御さんは、すでに味付け、盛り付け、いろいろなレシピなど工夫してきていることでしょう。

それでも、食べない子はなかなか食べません。そして親子ともに食事が大きなストレスになってしまいます。

多くの育児書、インターネット、母子手帳には共通して、「6ヶ月頃に離乳食を始めましょう」と記載されています。しかし、お子さんの食事がうまく進むためには、以下にお話しする(1)食べるための能力の発達と(2)食べようとする意欲の発達が必要です。

食べるために必要なこと(1)食べるための能力の発達

平均的に生後6ヶ月頃のお子さんは、離乳食を食べるための様々な能力(食事に興味を示す、舌のコントロール、口を上下にもぐもぐする、口に新しいものを入れることができる、支えれば座れる)が揃って身につきます。しかし、これらの発達には大きな個人差があって、生後3ヶ月で全てできるようになる子もいれば、1歳過ぎまでなかなかできない子もいます。これらの能力の発達がうまく揃って進まないとなかなか離乳食が進みません。

食べるために必要なこと(2)赤ちゃん自身が食べようとする意欲の発達

親御さんは、食事から栄養を取らないと!と焦ることが多いようです。その一方で、お子さんは食べるための能力が揃って身についていないと、食べたいという意欲が湧きません。ここに親子のズレが生じます。

つまり食べない理由は、お子さん自身が食べることへの意欲が沸かないからということになります。

 

いかがでしょうか?食べない理由が分かったとしても、どうにか早く食べるように成長して欲しいですよね。次回は食べることへの意欲を促す「楽しい食事」について後編でお伝えします。

 

 

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。

小児科オンラインはこれからもお子さんの栄養に関する疑問を解決するために情報を発信していきます。

(小児科医 後藤くみこ