胃腸炎の子どもがとるべき「水分」

子どもは、嘔吐や下痢で大量の水分が失われるとすぐに体調を崩します。胃腸炎の時には「水分補給」が一番大切です。

最も効率のよい水分摂取の方法を、確認しましょう。

重要な成分(1)塩分

胃腸炎で嘔吐や下痢が続くと、体の中に必要な電解質(塩分などのミネラル)が失われます。塩分が含まれない水やお茶だけを飲み続けると、体の中の電解質バランスが崩れ、体調不良が長引き、さらに体調が悪くなることもあります。経口補水液やイオン飲料など塩分が含まれている飲み物を飲ませるようにしましょう。

重要な成分(2)糖分

さらに、糖分が含まれていると浸透圧の関係で水の吸収が良くなります。

また、胃腸炎で嘔吐や下痢が長く続いていると低血糖になっていることが多いので、低血糖を予防するためにも、水分とともに糖分を補給することが大切です。経口補水液やイオン飲料は、塩分も糖分も含まれているため、胃腸炎の時に飲むものとして最適です。水やお茶だけを飲むことは控えましょう。

食べられそうな時は食事を開始しても構いません

「いつから食事を始めたら良いですか?」という質問が多く寄せられます。吐き気も十分に落ち着いて問題なく水分を摂取できる状態で、食事を欲しがるようであれば、食事を再開しても構いません。胃腸の状態が回復していくに従い、子どもたちは食欲も出てくきます。食欲が出てきたら、少しずつおかゆなどの炭水化物からあげていくと良いでしょう。

 

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。

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(小児科医 蘇哲民