正しくぬろう!アトピー性皮膚炎の軟膏

ando

「毎日ちゃんと軟膏をぬっているのに、ずっとかゆそうで、一向によくなっている気がしない」
そんなことを医師に伝えたことのある方、そう思われたことのある方は多くいらっしゃると思います。
アトピー性皮膚炎がよくならない原因は様々ですが、まずは軟膏のぬり方を間違えていないか確認してみましょう。

1. ぬる回数は1日2回

fyi00308210

かゆみやざらつきのある部分には、原則として1日2回軟膏をぬります。軟膏の種類にもよりますが、一般的な軟膏は1日1回よりも2回の方が効果があると報告されています。朝は忙しくてなかなか大変かもしれませんが、着替えの前に軟膏をぬることを習慣にしてしまいましょう。夕は入浴後にぬるのがよいでしょう。

2. ぬる量は人差し指の1関節の軟膏で大人の手のひら2つ分

u624b04

チューブタイプの軟膏の場合、大人の人差し指の第一関節の長さ分が、大人の手のひら2つ分の広さにぬる量です。お子さんの顔は大人の手のひら2つ分の広さぐらいですから、顔全体にぬる時は必ず一関節分の軟膏を使いましょう。一般的な5gチューブの軟膏であれば、1日2回子どもの顔にぬると、1週間たたずに使い切ってしまうはずです。軟膏をぬった部分は、ティッシュペーパーがはりついてしまうぐらいべとつきますが、それこそがちょうどいい量です。

3. 指にとった軟膏は手のひらでのばさず、そのまま皮膚に乗せる

fyi00469723

指にとった軟膏を自分の手のひらでのばしてからお子さんにぬられている方も多いですが、その方法はよくありません。せっかく正しい量を指にとっても、大人の手のひらに軟膏がたくさんついてしまい、肝心なお子さんの皮膚にぬられる軟膏の量が少なくなってしまいます。最後にぬる部分にはほとんど軟膏がぬられず、その部分の治りが悪くなるケースが多いです。
指にとった軟膏はチョンチョンとお子さんの皮膚全体に乗せてからぬりのばすのが、正しいぬり方です。

4. シワや関節はしっかりのばして軟膏をぬる

fyi00264935

お子さんの体は、意外とシワが多いものです。首にぬる際は顔をしっかりと上に向けて、わきの場合は手をまっすぐ上に挙げて、ひじの内側はしっかりひじをのばして、ひじの外側はしっかりひじを曲げて軟膏をぬりましょう。

5. ぬり忘れがないか確認する

 

fyi00269041

「今回も全部ぬり終えた!」と思ったら、必ずぬり忘れがないか確認する習慣をつけましょう。ひざ裏の治りが悪いと思っていたら、ぬり忘れが多かったなんていうことはよくあります。ぬり忘れをなくすために、必ず顔から足に向かってぬるなど順番を決めておくのも大切ですね。

 

湿疹にお困りの方は、ぜひ「すぐできる!子どもの湿疹が良くならないときに試すべき3つのこと」もご覧ください。

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。

小児科オンラインはこれからもお子さんの皮膚・発疹に関する問題を解決するために情報を発信していきます。

(小児科医 安藤友久