泣き入りひきつけを解説〜大泣きしたあと、息が止まってびっくり!!

お子さんが大泣きした直後、息が止まって顔が真っ青に…。こんな場面に遭遇したら、誰でもびっくりしてしまうでしょう。それは「泣き入りひきつけ」かもしれません。

ちょっとしたケガや驚いたことなどがきっかけになります

泣き入りひきつけは「憤怒(ふんぬ)けいれん」とも呼ばれます。生後6か月から2〜3歳までのお子さんの20人に1人くらいに起こると言われていて、比較的多いけいれんです。転んで頭をぶつけたり、何かに驚いたなど、とてもびっくりするようなことがあって大泣きした時、息つぎができなくなり息を吐いた状態で息を止めてしまい、顔色が悪くなり、一時的に意識を失います。ただし意識はすぐに回復し、その後は何事もなかったようにケロッとしてしまうのが特徴です。

後遺症は残しません

泣き入りひきつけは良性のけいれんと言われ、くり返すことはあっても後遺症を残したり、発達に悪影響も与えません。たいていは4〜5歳頃には自然と起こさなくなります。けいれんは1分程度でおさまりますので、安全な場所で様子をみましょう。その後の様子がいつも通りであれば、必ずしもすぐに医療機関を受診する必要はありません。

鉄分不足が隠れていることがあります

泣き入りひきつけは、まだ未熟な子供の脳が外界の刺激に過剰に反応してしまうため起こると言われています。また最近は、体内の鉄分不足による貧血のお子さんに起こることが多いこともわかっています。鉄分を補うことでけいれんが出にくくなるとも言われていますので、くり返す場合は一度医療機関で相談されてもよいかと思います。

 

お子さんを泣かせまいと過度に神経質になる必要はありませんが、けいれんする我が子をみてびっくりしない親はいません。ご不安なことがあれば、小児科オンラインでも相談を受け付けております。

 

 

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。

小児科オンラインはこれからもお子さんのけいれんに関する疑問を解決するために情報を発信していきます。

(小児科医 石井道人