毎年春になると学校で尿検査を受けますよね。「なんとなく毎年受けているけど、学校検尿って何のためにやっているの?」「検診にひっかかってしまったけど、腎臓の病気なの?」
そんなお子さんの検尿異常について2回にわけてご説明します。
毎年春になると学校で尿検査を受けますよね。「なんとなく毎年受けているけど、学校検尿って何のためにやっているの?」「検診にひっかかってしまったけど、腎臓の病気なの?」
そんなお子さんの検尿異常について2回にわけてご説明します。
そろそろ夏が始まり、子どもたちも水で遊ぶ機会が多くなってきます。水遊びは楽しくもありますが、保護者の方はその危険性を認識しておいてください。
今回は米国小児科学会の提案する「Swim Safety Tips」を参考に、水遊びに関する注意点をお伝えします。
赤ちゃんがおっぱいを飲んだ後すぐに泣き出すと、母乳が足りているのかどうか不安になりますよね。どんなときにミルクを足したほうがいいのか、白湯や湯冷ましはあげたほうがいいのか。今回はこれらについて説明します。
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麻疹(ましん、通称「はしか」)の怖いところは「とても強い感染力」、そして予防するには「本人そして周りのワクチン接種」が大切です。麻疹の症状またワクチンを打つ大切さを確認していきましょう。
時折ニュースでも取り上げられる「麻疹」(ましん、通称「はしか」)という感染症に対して漠然と不安を持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
実はこの感染症、2008年の時点では国内で年間1万人強の感染者がいました。その後予防接種の2回接種が徹底され、感染者数自体は激減しました。
しかし、どうしても国境を超えた人の往来がある現代において、国外から持ち込まれることは防ぎきれません。万が一持ち込まれた場合に、その広がりを最小限に食い止めるためにできることは、子どもから大人までしっかり予防接種をしておくことです。
お子さんが周りのものに興味をもち、いろいろなものに手をのばしたがるとき、周囲の大人はやけどに注意しなければなりません。
特に0-2歳のお子さんがやけどをしてしまうことが多いです。
それでは実際にやけどをしてしまった時に気をつけるべきポイントをお伝えします。
お子さんが寝た後、急に起き上がったり叫んだりうなされたりすることはありませんか?突然そのようなことがあったらびっくりしてしまいますよね。この子どもに多い睡眠障害である睡眠時遊行症(すいみんじゆうこうしょう)、睡眠時驚愕症(すいみんじきょうがくしょう)について解説します。
母乳育児は頑張りたいけれどもうまくいかないことや、よくわからないことが多いですよね。何回かシリーズに分けて、母乳育児に関する疑問にお答えします。今回は授乳の姿勢やおっぱいの含ませ方のコツについてお話しします。
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お子さんの下痢で病院に行き、小児科の先生から「胃腸炎ですね、しばらくしたら下痢は自然に治っていきますよ」と言われたものの、下痢だけが長く続いていませんか?
そんな時はもしかしたら二次性乳糖不耐症(にじせいにゅうとうふたいしょう)になっているかもしれません。
「黄色い鼻水が出て、なかなか治りません」「もう数ヶ月も鼻水が出続けています」といった相談は、保護者の方からとてもよく寄せられます。今回は長引く鼻水と副鼻腔炎の関係についてお伝えしようと思います。
「ヒトメタニューモウイルス」このあまり耳慣れないウイルスについて知っていますか?このウイルスは、ずっと昔から存在したと考えられていますが、発見されたのは2001年とかなり最近です。その後、外来で簡単に検査できるキットが開発されたため、ヒトメタニューモウイルス感染症と診断される機会が増えています。余計な心配をしないで済むように、この得体の知れないヒトメタニューモウイルスとその感染症についてご紹介します。
続きを読むようやく寒い冬が終わり、春の訪れを少しずつ感じるこの頃です。みんなが待ち望む春ですが、そんな季節にも悩みの種はつきません。そうです、花粉症です。正確には季節性アレルギー性鼻炎といいます。今回は花粉症を含む、子どものアレルギー性鼻炎にスポットをあててみたいと思います。
「風邪を早く治したいので、抗生剤をいただけませんか?」「念のため抗生剤をいただけませんか?」そんなご要望を外来で伺うことがあります。お気持ちはわかります。お子さんが早く良くなることは小児科医含め誰もが望んでいることです。しかし、風邪に抗菌薬を使うことでそれが達成されるわけではありません。(抗生剤という呼び名のほうが耳慣れているかもしれませんが、正しくは、抗菌薬と呼びます。)
嫌いな音で耳をふさぐ、偏食が強い、落ち着いて座っていられない。お子さんのこんな行動が気になったことはありませんか?
もしかすると感覚の受け取り方の違いに起因するものかもしれません。症状や対処法について考えてみたいと思います。
「インフルエンザのワクチンって、意味あるのですか?」という質問をご家族から受けることがあります。「年によって変動しますが、だいたいインフルエンザワクチンは有効率60%ぐらいで、効果がありますよ」とお答えすると、「ほらやっぱり、そんなに低いなら打ちたくないです」という感想を言われることがあります。
しかし、それは本当に低いのでしょうか?
そんなことはありません。
本記事ではインフルエンザワクチンの有効率に関してご紹介しようと思います。