新型コロナウイルスの影響で、普段の生活の変化を余儀なくされているお子さんやご家族も多いのではないでしょうか。ご家族も負荷を抱える中で、お子さんにどう接したらいいかという相談をよく受けるようになりました。大丈夫、一人ではありません。ぜひ一緒に考えてみましょう。今回は3つのポイントをお伝えします。
山口有紗
イヤイヤ期、とうとう来たか…
聞いてはいたけれど、こっちがイヤ!になってしまいそう。
今回はそんなイヤイヤ期をちょっと前向きにとらえるコツについて、子どもの発達の視点からお伝えします。
産後のこころの変化は多くのお母さんが経験します。赤ちゃんをおうちに迎え、幸せな毎日がやってくると思い描いていたけれど、実際には、数時間おきの授乳、泣き止まない、寝ない、どうしてほしいのかわからない…。出産後のからだと生活の大きな変化は、お母さんのこころにも大きな影響を及ぼします。
子どもとご家族にとって、病気になって受診すること、あるいは処置を受けたり入院したりすることは、とてもチャレンジングな出来事だと思います。
もちろん、病気になるのは嬉しいことではないけれど、病院での時間をよりよく乗り切ることで、子どもやご家族にとって、受診が嫌な体験ばかりではなく、少しでも前向きな時間になるといいなと、私たち小児科医は願っています。