赤ちゃんはどのくらい寝られればいいの?
 

 

生まれたばかりの赤ちゃん、もっとおっぱいを飲んでほしいのに、おっぱいをくわえながらウトウト・・・。 そうかと思えば、おっぱいをあげても、抱っこしても、オムツをかえても、泣きやまないこともありますよね。

赤ちゃんのねんね・睡眠についての悩みは、つきないものです。 この記事では赤ちゃんの睡眠時間について解説します。

赤ちゃんは寝ている間に成長します

赤ちゃんは、起きている時間にあらゆる五感を使って成長しています。でも、赤ちゃんが成長するのは起きている時間だけではありません。寝ている間にもぐんぐん成長しています。

睡眠をとっている間、赤ちゃんの頭の中では、神経が成長したり、起きている間に学んだことを記憶として定着させたりしています。

逆に睡眠不足が続くと、イライラが強くなる、ボーッとする、体調に不調が出るなどの影響があります。

赤ちゃんのすこやかな成長のために、睡眠は欠かせないのです。

 

目安は0歳なら12時間以上

1日のうちに赤ちゃんが寝る時間について、米国国立睡眠財団(National Sleep Foundation)が推奨する時間は下記の通りです。

  • 生後0~3カ月: 14~17時間
  • 生後4~11カ月: 12~15時間
  • 1~2歳: 11~14時間
  • 3~5歳: 10~13時間
  • 6~13歳: 9~11時間

もっと寝ているお子さんもいれば、これより少ない睡眠時間のお子さんもいると思います。もちろん個人差はありますし、ご兄弟や、ご両親の仕事の都合などもあります。

できる範囲で、お子さんの成長のために、睡眠時間を確保してあげましょう。

 

まとまって寝られなくても心配しないで大丈夫です

お子さんは、およそ40~60分の間で、浅い睡眠と深い睡眠を交互にくり返しています。

睡眠が浅くなったときに、また深い睡眠に入れず、寝つけずに起きてしまうのが、いわゆる「夜泣き」です。赤ちゃんが夜泣きのためまとまって寝られないと、発達に悪いのではないかと心配されるかもしれません。

しかし、「生後6か月や12か月のときに、6時間あるいは8時間、連続して寝られないお子さんについて、3歳時点での発達には悪い影響がなかった。」という報告があります。(Uninterrupted Infant Sleep, Development, and Maternal Mood. Pennestri MH, et al. : Pediatrics Vol.142, e20174330, 2018.)

もちろん、できるだけ必要な睡眠時間を確保することは大切です。でも、どうしても夜起きてしまいまとまって寝られなくても、過剰に心配することはありません。

お子さんの成長過程のひとつとして受けとめてあげましょう。

 

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。

小児科オンラインはこれからもお子さんの睡眠に関する疑問を解決するために情報を発信していきます。

(小児科医 白井沙良子