赤ちゃんの困りごとに漢方薬を試してみませんか?

最終更新日: 2024年2月15日 by syounikaonline

漢方薬と聞くと何となく体にいいような気もするけど、赤ちゃんにそもそも飲ませてもいいのか、ちょっとわかりにくいですよね。でも症状によっては一般的な薬よりも漢方薬の方がよく効くことがあります。今回は赤ちゃんに漢方薬が効きやすい症状をご紹介します。

赤ちゃんの夜泣き、疳(かん)の虫に

赤ちゃんの夜泣きや疳の虫で、保護者の方が寝不足になったり、疲れてイライラしてしまうこと、ありますよね。どちらも西洋医学的には薬を使用する状態ではありませんが、漢方薬ではこうした「困り感」に対応することができます。お母さんが赤ちゃんと同じ漢方薬を一緒に内服すると、お母さんの疲れも取れたり、赤ちゃんへの効果が増すこともあります。

赤ちゃんの鼻づまりに

新生児から2歳くらいまでの小さなお子さんの夜の鼻づまり。西洋薬では赤ちゃんに使用できない薬が多かったり、効きすぎてウトウトしてばかりだったりで使用が難しいのですが、漢方薬は赤ちゃんも飲むことができます。鼻水を鼻吸いで吸うことに加えて、漢方薬を寝る前に飲ませると、鼻がすーっと通って眠りが改善することが多いです。

赤ちゃんの水いぼに

夏場に特に増える水いぼ。うつりますし、特効薬がなく、痛み止めのシールを貼って取ってもらったお子さんも多いのではないでしょうか?でも、水いぼが乾いて消えるスピードを早めてくれる漢方薬があります。0歳児でも飲んで大丈夫です。

 

今回は日常で遭遇しやすい、ちょっと困ってしまう症状で漢方薬に効果があるものをご紹介しました。今回ご紹介していない症状や小さなお子さんへの漢方薬の飲ませ方の工夫については別の記事でご案内します。

 

 

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。

小児科オンラインはこれからもお子さんの薬に関する疑問を解決するために情報を発信していきます。

(小児科医 梅本万里

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