最終更新日: 2024年2月15日 by syounikaonline
お風呂やプールでお子さんの首につけて使用するスイマーバ。
0歳から使用でき、水中で手足を動かすことができるためよい刺激となり運動になります。
しかし使用方法を誤ると溺水事故につながるため、使用する際は注意事項を確認しましょう。
使用中は絶対に、片時も目を離さない
浮き輪の装着によりお子さんのみで水中に浮くため、使用中に保護者が髪を洗う、物を取りに行く、ミルクを作るなど、目を離してしまうことがあります。
多くの事故はこの数分以内のわずかな時間に、浮き輪がずれたり外れることで起きています。
「ちょっとなら」という気のゆるみが事故につながります。異常が起きたときにすぐに手が届く範囲で使用しましょう。
空気をしっかりと入れて使用する
成長とともに、首が苦しそうに見えるからと、空気を少し抜いたり、抜けている空気を入れなおさずに使用すると、沈みやすくなり浮き輪から首が外れる事故につながります。
この浮き輪はあごと後頭部で支えるものなので、正しく装着することで首が締まることはありません。
使用する際は必ず空気がしっかりと入っているか、空気漏れがないか、栓がしまっているか確認しましょう。
ベルトを必ず2か所しめて、あごの位置が正しいか確認する
使用の際はあごが浮き輪の穴から下にさがっていないか確認し、上下に2か所あるベルト(クリップ)をカチッと言うまでしめましょう。
あごの位置がずれていたりベルトが外れていると口や鼻が水に浸かったり、浮き輪が外れやすくなります。
サイズがあっているか、体重や月齢が使用適正範囲内か、確認しましょう。
浮き輪を首につけた赤ちゃんの姿はとても可愛らしいですが、溺水事故の報告が繰り返されています。
安全に使用していただくため使用方法を確認し守りましょう。
また消費者庁や日本小児科学会のHPより今まで起きた事故の詳しい経緯や注意喚起を見ることができます。参考にしていただけると幸いです。
さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。
小児科オンラインはこれからもお子さんの事故に関する情報を発信していきます。
(小児科医 竹下淳子)