公開日: 2026年6月10日
お子さんの体に、薄茶色のあざのようなものを見つけて心配になったことはありませんか。
特に、数が増えてきた、大きくなってきた場合には、不安になる保護者の方も多いと思います。
このような茶色いあざは、カフェオレ斑(はん)と呼ばれます。多くは心配のないものですが、一部では病気と関連することがあります。今回は、カフェオレ斑とは何か、受診の目安も含めて解説します。
カフェオレ斑とは?赤ちゃんにもよくある茶色いあざ

カフェオレ斑は、皮膚の色素が部分的に増えることでできる、薄茶色〜濃い茶色の平らなあざです。名前の通り、カフェオレのような色をしており、境界線が比較的はっきりしています。
生まれつきあることもありますが、乳幼児期に徐々に目立ってくることもあります。実は、1〜2個程度のカフェオレ斑は健康なお子さんにもよくみられるものです。その程度であれば病気ではないことがほとんどです。
ただし、数が多い場合や、成長とともに増えてくる場合には注意が必要です。特に、6個以上ある場合は、神経線維腫症1型(NF1)という病気と関連していることがあります。
カフェオレ斑が病気と関連することも。神経線維腫症1型とは

NF1は遺伝子の変化によって起こる病気で、皮膚だけでなく、神経、骨、目などにさまざまな症状が出ることがあります。
NF1では、カフェオレ斑が複数みられるほか、わきの下や足の付け根に細かい色素斑が出たり、皮膚にやわらかいできものが現れたりすることがあります。また、発達や学習面に困りごとを伴う場合もあります。
ただし、小児期にはカフェオレ斑以外の症状がまだ目立たず、すぐには診断がつかないことも少なくありません。そのため、成長に伴う変化をみながら経過を追っていくことが大切です。
先ほどふれた通り、カフェオレ斑が少数のみで、他に症状がない場合には、病気ではないこともよくあります。
どんなときに病院を受診したほうがいい?

カフェオレ斑が6個以上ある場合や、急に増えてきた場合、大きなものが多い場合には、一度小児科や皮膚科で相談すると安心です。
また、家族にNF1の方がいる場合や、発達の遅れ、視力の異常、皮膚の盛り上がったできものなどを伴う場合も受診をおすすめします。
診断は、皮膚の所見や成長に伴う変化をみながら行います。必要に応じて、眼科診察や遺伝学的検査を行うこともあります。
カフェオレ斑自体は珍しいものではありませんが、数や他の症状によっては病気が隠れていることがあります。これって普通かな?と迷う場合は、一度相談してみてください。
さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ小児科オンラインでご相談ください。



