脳・神経
熱せん妄(ねつせんもう)とは高熱に伴い意識がもうろうとしたり、つじつまの合わないことを言う、急に何かに怯え出すなど、普段とは明らかに異なる言動がみられる状態を指します1−3)。こどもはよく熱を出すので、熱せん妄もやはりこどもに多いです。具体的には1歳から4歳に最も多く、28%のこどもが過去に熱せん妄と思われる症状を経験したという報告があります1)。
続きを読む日本脳炎ワクチンの接種時期について、「標準的には3歳から」とされていますが、生後6か月から接種可能ともあり、いつ接種すればいいか困る場合もあると思います。接種時期について、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
お子さんにも、大人と同じように、原因となる病気がない頭痛があります(「こどもにも頭痛はあるの?『頭が痛い』と言ってきたときに考えること」)。
これは一次性頭痛と呼ばれ、代表的なものに、片頭痛と緊張型頭痛があります。
今回は小児の一次性頭痛の中で、最も頻度が多い片頭痛について、ホームケアと薬物治療を中心にお伝えします。
続きを読むおむつ替えや沐浴時などに、お子さんのおしりの割れ目の中やその近くに、見慣れない小さなくぼみを見つけたことはありますか?そのまま放置してよいのか、受診すべきか、悩まれる方もいらっしゃると思います。その際の対応に関してご説明します。
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「揺さぶられっ子症候群」という言葉を聞いたことがありますか?名前の通り、お子さんの頭が激しく揺さぶられて起こる症状のことです。そう聞くと、普段の生活の中でどの程度の揺れ方なら安全なのか、心配な親御さんは多いと思います。今回は揺さぶられっ子症候群について解説します。
続きを読む「頭の形が良くないかも。ゆがんでる?」「大きくなったら自然に治る?」小さな赤ちゃんの頭の形、ご心配になりますよね。欧米では、SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防目的でうつぶせ寝を避けるようになったため、頭の形の相談が増えてきていると言われています(1) 。今回は頭の形が気になった時、保護者の方はどう対応すれば良いか、参考文献(1)〜(6)に基づいて解説します。
新生児期の赤ちゃんと過ごす毎日の中で、思い通りに寝てくれずに不安になることや、整わない睡眠リズムからお母さんやお父さん自身も睡眠不足で疲れを感じることも多いのではないでしょうか。今回は新生児期の赤ちゃんの眠りについてお話します。
生まれたばかりの赤ちゃん、もっとおっぱいを飲んでほしいのに、おっぱいをくわえながらウトウト・・・。 そうかと思えば、おっぱいをあげても、抱っこしても、オムツをかえても、泣きやまないこともありますよね。
赤ちゃんのねんね・睡眠についての悩みは、つきないものです。 この記事では赤ちゃんの睡眠時間について解説します。
小学校高学年〜中学校に通うお子さんから、だるさ、食欲不振、立ちくらみなどの症状が朝方に強く、朝なかなか起きられずに困っているとの相談を受けることが多くあります。「だらだら怠けている」と誤解されがちですが、「起立性調節障害」という病態が原因となっている場合がありますので紹介したいと思います。
お子さんが寝た後、急に起き上がったり叫んだりうなされたりすることはありませんか?突然そのようなことがあったらびっくりしてしまいますよね。この子どもに多い睡眠障害である睡眠時遊行症(すいみんじゆうこうしょう)、睡眠時驚愕症(すいみんじきょうがくしょう)について解説します。
楽しみにしていた赤ちゃんとの新しい生活が始まりました。でも、赤ちゃんの日常は不思議なことばかり。夜寝ているかと思ったら、目をぱっちりあけて一人でニコニコしていたり。今までなかった夜泣きが突然始まったり。
どうなっているんでしょう、赤ちゃんの睡眠って?
離乳食のバリュエーションのために、赤ちゃんにハチミツをあげようとしたことはありませんか?インターネット上のレシピサイトにハチミツを使った離乳食が紹介されていることもありますが、それは大間違いです。ハチミツは1歳の誕生日を迎えるまでは絶対に食べさせないでください。
子どもたちは、よく風邪をひきます。熱を出します。お水を飲ませて、横にして、やっと寝たなあと思っていたら、突然白目をむいて手足をガクガク・・・
「えっ!どうしよう!??これってもしかしてけいれん??」
そんな時に、まずすべき5つのことをご紹介します。
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