母乳育児をすすめる4つのコツ

母乳には赤ちゃんの健康をうながす成分がたくさん含まれています。育児をスタートした直後、出来れば母乳で育てたい!どうしたら?このまま母乳でいいのかな?など不安に思う場面もありますよね。そんな母乳育児のポイントをまとめました。

1. 出産直後に母乳が出づらくても焦らない

赤ちゃんを出産した直後、母乳の通り道である乳管はまだ十分に開いていないので、どんなママでもこの管がしっかり開くまではたくさんの母乳は出ません。でもそれは母乳が作られていない、ということではないのです。

出産直後の母乳が通る管はギューっとひねられた何本ものひものようなもの。何度も母乳が通ることで少しずつ管は広がり流れやくすなります。早くて数日、ゆっくりな時には1か月から2か月かかかることもあります。最初の数日は全く出ないことも。管がしっかり開くまでマッサージをしたり何度も授乳したりしてみましょう。

2. 授乳は長くても片方10分くらいできりあげる

産まれたばかりの赤ちゃんはおっぱいを飲むのがはじめて!まだまだ上手には飲めません。でもずっと飲ませ続けると疲れて眠ってしまったり、ママも疲労がたまってしまいます。また2-3か月までは反射でおっぱいを含ませると吸い続けることもあります。しかし母乳の80%は最初の数分間で出きってしまいます。赤ちゃんが吸い続けていても10分ほどしたら離してあげましょう。

3. 1日に何回飲んでも大丈夫

まだ上手に飲めない新生児の赤ちゃんは一回に飲む量が少なく1時間おきに欲しがることもあります。そんな時は「母乳が足りてないの?」と心配する必要はなく、「すぐにお腹がすいちゃうのね」と思って授乳間隔は気にせずあげましょう。頻回に赤ちゃんにおっぱいをあげることで母乳の分泌量も増えます。特に夜間は母乳分泌が増えるので、ママの寝不足が負担にならない程度に授乳をするとその後の母乳育児がスムーズにいきやすくなります。

4. 体重は授乳のたびに測らなくても大丈夫

母乳をあげていると一回にどのくらい飲んだのか数字ではわからないため不安になることもありますよね。そんな時は数日に1回体重計で抱っこした状態で計って、抱っこした人の体重をひくことでおおよその体重をみてみましょう。1日あたりで20-30gほど増えて、1か月健診の時点で1kg前後増えていれば心配ありません。もし増えが良くないようなら無理せず直母の後に搾母乳やミルクを足してあげましょう。体重がしっかり増えないとおっぱいを飲む力もつきませんし、脱水になってしまうこともあります。全ての授乳が母乳のみである必要はありません。ママが疲れてしまったり辛い時には、周囲の人に哺乳瓶であげてもらい休むことも母乳育児を続けるために大切です。その瞬間だけではなく数か月続くことですから、今回は休むと決めることも練習しましょう。

 

消化、免疫などの面で母乳はママから赤ちゃんに与えられる最初のプレゼント。赤ちゃんとの時間を共有しながら大らかな気持ちで授乳できたらいいですよね。

 

 

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(小児科医 竹下淳子