赤ちゃんが泣きやまない!どう向き合うとよい?

小さな赤ちゃんを育てているお父さん・お母さんであれば、赤ちゃんが泣きやまず悩まれたことが何度もあるのではないでしょうか?今回は赤ちゃんが泣き止まない際に考えること、またお父さん・お母さんから何ができるか小児科医の観点からお伝えしたいと思います。

赤ちゃんは泣くことで要求を示しますが、
要求がない時も泣くことはあります

赤ちゃんにとって泣くことは、お父さん・お母さんとのコミュニケーションの大切な手段です。赤ちゃんは言葉で感情を表せないため、空腹や不快感などを感じる時は、泣くことでお母さんにそれを伝えます。また光や音などが不快な場合も泣くことで訴えます。

一方で、原因がなく泣いてしまう期間もあります。この時期はお父さん・お母さんにとっては試練の時かもしれません。何をしても上手になだめることはできないかと思います。ただこの時期を経験することで、赤ちゃんの余分な体力が消耗され、睡眠が深くなると言われています。

赤ちゃんの声に耳をすましてください

赤ちゃんの泣き方に注意してみてください。子育てに慣れてしばらくすると、泣き方で赤ちゃんの要求がわかるようになります。抱っこしてほしい場合、もしくは一人にしてほしい場合などの区別もつきます。

例えば、空腹時はたいていは低音で短い泣き方で、泣き声は大きくなったり小さくなったりします。怒っている時は荒れ狂う泣き方であり、痛みなどがある場合は突然に甲高い泣き声で始まり、少し休んだ後、うめき声が持続します。一人にしてほしい時の泣き方は空腹時に似ているようです。

もちろん泣き方に個人差はありますが、お父さん・お母さんが赤ちゃんの要求を見極めるのにそこまで時間はかからないでしょう。

なだめる方法でも泣き止まない場合は、放っておくことも一つのやり方です

泣いている赤ちゃんの考えうる要求に応えてみても、まだ泣き止まない時は以下のなだめるテクニックを使ってみてください。

・ゆりかごやお父さん・お母さんが抱っこした状態で揺らす
・頭をなでたり、背中や胸を優しくトントンする
・歌ったり、話しかけたりする
・静かな音楽を聴かせてみる
・気分転換に散歩やドライブ(チャイルドシートで!)する
・げっぷをさせる
・沐浴・入浴をする

そして、これでも泣き止まない時は、放っておいてあげることが一番の解決策の時もあります。多くの赤ちゃんは泣くことで寝入るため、安全を確認した場合はそのまま泣かしておいても構いません。

 

赤ちゃんが泣きやまないことを自分のせいにはしないでください。お父さん・お母さんが悪いのではなく、また、赤ちゃんがお父さん・お母さんを嫌いだからでもありません。赤ちゃんが泣くのは、新しい世界に馴染むためのプロセスです。

 

参考文献:Responding To Your Baby’s Cries

 

 

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(小児科医 田中俊之