海外へ行く前に「トラベルワクチン」の確認を!

最終更新日: 2024年2月15日 by syounikaonline

海外には日本では感染しないような感染症もあり、海外旅行や留学に行く場合には、事前の確認と準備が必要です。あまり知られていませんが、それらの感染症を予防できるワクチンもありますので、接種のポイントをご説明します。

日本ではなじみのない感染症に、海外で感染するリスクがあります

海外では気候や生活スタイルが異なるため、日本ではなじみのない感染症にかかる可能性があります。

頻度が高く有名なのは、飲食物からの感染による下痢症です。また、日本での感染者数は少ないですが、結核や麻疹が流行している地域もあります。

他にも、A型肝炎、黄熱病、狂犬病、髄膜炎菌性髄膜炎などがありますが、聞いたことすらない方もいるかもしれませんね。

海外で感染リスクのある感染症を、確認しましょう

地域によって、感染するリスクのある感染症は異なります。各地域ごとでどのような感染症にかかる可能性があるかの情報収集を含めて渡航の準備をしましょう。

また、黄熱病のワクチンを打っていないと入国できない国もあるので注意が必要です。下記も参考にされてください。

厚生労働省検疫所 海外渡航のためのワクチン
厚生労働省検疫所 国・地域別発生情報 

ワクチンのあるものは、積極的に活用する

現在、小さなお子さんは定期接種でカバーできるものも多くありますが、日本では定期接種化されていないワクチンもありますし、大きいお子さんだとワクチンによる免疫が低下してきている可能性があるため追加接種を行った方が良いワクチンもあります。

1回で接種が完了するものだけでなく、半年から1年の間に数回接種が必要なものもありますので、渡航が決まったら早めに相談しましょう。下記も参考にされてください。

厚生労働省検疫所 海外渡航のためのワクチン

 

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。

小児科オンラインはこれからもお子さん予防接種や感染症に関する疑問を解決するために情報を発信していきます。

(小児科医 相原陽香

 

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