まだ「おすわり」できない・しないけど、大丈夫?

 

生後6ヶ月を過ぎてくると、健診や母子手帳の説明に「おすわり」が登場してきますね。

まだグラグラするけど、大丈夫?おすわりしようとしないけど、平気なの?などの、よくあるお悩みについて解説します。

 

本格的に安定するのは 9〜10ヶ月ころ

母子手帳では生後6〜7ヶ月のページに「ひとりすわりをしたのは、いつですか?」という項目が出てきます。

ただし、6ヶ月でおすわりができるお子さんは、約33%といわれています。6〜7ヶ月頃は、手を前について少しだけでも座れれば十分です。

また、たとえば左に倒れそうになった時に、左側の手を出して支えようとする「側方パラシュート反応」は、この頃から見られます。

8ヶ月頃には、手を前につかなくても、おもちゃを持ったままでおすわりができるようになります。ずりばい・はいはいから、自分でおすわりの姿勢になろうとするのも、9〜10ヶ月頃からです。

9〜10ヶ月健診でおすわりができない場合は、相談を

6〜7ヶ月健診でおすわりができなくても、経過を見ることが多いです。
ただし、9〜10ヶ月健診でおすわりが全くできない場合は、ひきつづき発達の経過を見ていきます。

9〜10ヶ月健診の次は、1歳6ヶ月健診まで間があくことが多いので、おすわりがこのままできなければ、次はいつ受診したらいいのかなどを、かかりつけの医師と相談しておくと良いでしょう。

もちろん小児科オンラインにも、お気軽にご相談くださいね。

おすわりの練習は無理せず

おすわりが安定しないからといって、無理やりおすわりの練習をさせる必要はありません。

1日中ずっと、バギーや抱っこひもで同じ姿勢が固定されている場合は問題ですが、お子さんがとりたい姿勢を自由にとれる環境であれば、特別な対応はいりません。

もちろん親御さんが後ろに座って支えてあげながら、お子さんがおすわりの状態で遊ぶ時間を作ってあげても良いでしょう。

おすわりができるようになるまでの期間には個人差があり、無理に練習する必要はありません。ただ、9〜10ヶ月になってもおすわりができない場合や心配事がある場合は、かかりつけの医師や小児科オンラインへ相談してみてくださいね。

<参考文献>

阪下和美. 正常ですで終わらせない! 子どものヘルス・スーパービジョン. 東京医学社. 2017.

桃井眞里子ほか. ベッドサイドの小児神経・発達の診かた(改訂4版). 南山堂. 2017.

国立成育医療研究センター. 改訂版乳幼児健康診査身体診察マニュアル. 2021.

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(小児科医 白井沙良子