小児科の外来で体格に関するご相談を受ける際、低身長や過体重に比べて、「やせているかも?」というご相談はやや少ない印象です。しかし、不健康なやせは子どもの生活の質に大きく関わります。
内分泌
「メタボリックシンドローム」とは、心血管病の発症リスクを上昇させるような、肥満を基盤とした代謝異常を指します。これは壮年(25~44歳)~中年(45~64歳)以降の大人に起こることだと思われている方が多いかと思いますが、実は小児にもメタボリックシンドロームがあります。
思春期に生理が来ない無月経には、初経自体が来ない「原発性無月経(げんぱつせいむげっけい)」、いったんみられていた生理が3ヵ月以上とまってしまう「続発性無月経(ぞくはつせいむげっけい)」があります。
今回は思春期の女性の月経(生理)についてお話します。
思春期の遅れについては「思春期が来るのはいつ?遅めだけど大丈夫?」も参照してください。
乳幼児期に女の子の胸が一時的にふくらむ「早発乳房(そうはつにゅうぼう)」とよばれるものがあります。
乳児期はぽっちゃりとした体型のため気付きにくく、健診や小児科受診時に指摘されることもあります。気付いた場合の注意点などをお話したいと思います。
「この年齢で思春期?-早く思春期がきたときに考えるべきこと」も合わせてご覧ください。
世界的に肥満人口は増えており、日本でも食の欧米化にともない、小児の肥満児が増えています。
最近では、学童期の10人に1人が肥満といわれています。
肥満には、栄養過多などによる「単純性肥満」と、なんらかの疾患により続発して肥満が生じる「二次性肥満」があります。
この記事では最も多い「単純性肥満」を想定してお話をすすめていきたいと思います。
お子さんの身長が周囲のお子さんよりも低いかもしれないと思ったとき、このまま様子をみていていいのか心配になることがありますよね。身長が低いことは必ずしも病気ではありませんが、ここでは身長が低いことの原因と、どんなときに病院へ受診されたほうがよいかについて解説します。