漢方薬は「苦いお薬」というイメージがあるかもしれません。でも、中にはおいしいものもたくさんあります。おいしい子どもの万能薬「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」をご紹介します。
呼吸器
小児科には咳や鼻水のいわゆる風邪で来院される方がたくさんいます。
特に保育園に入りたてのお子さんは頻繁に風邪をひくため、ずっと鼻水が続いていて、気がついたらずっと風邪薬を飲み続けている!なんてこともあるのではないでしょうか。
小さいお子さんのいるご家庭では、自宅で鼻吸い器を使っていらっしゃる方も多いと思います。
今回は、鼻吸い器を使用するタイミングやコツ、器機の種類や選び方についてご説明します。
生まれて間もない赤ちゃんの鼻がフガフガしていると気になりますが、多くの場合は心配ありません。
今回のジャーナルでは、前半で原因とお家でできるケア、最後に受診目安をお伝えします。
お子さんが気管支ぜんそくと診断されたとき、ぜんそく発作の予防のために吸入ステロイド薬を処方されることがあります。吸入ステロイド薬がどんなものなのか、安全なのかなどについて解説します。
気管支ぜんそく(以下ぜんそく)では「咳・喘鳴(ぜんめい)を繰り返す、夜間や早朝に起こる、気管支拡張薬が効く、アレルギーの家族歴がある」などの病歴が診断に重要です。
病歴からぜんそくが疑われた場合には、以下の検査をもとに診断をしていきます。
大人にもよく起こるしゃっくりですが、生まれたばかりの赤ちゃんがくり返ししゃっくりをしている姿を見ると、「ずっとしていて苦しくないのかな?」と心配になる親御さんも多いと思います。今回は赤ちゃんのしゃっくりについてお話しします。
続きを読む小児科で吸入を行なったことはありますでしょうか?吸入とは、モクモクと出る水蒸気を吸い込むような治療のことです。耳鼻科の吸入ではなく、小児科で吸入をしたことがあるお子さんは、もしかしたら「気管支ぜんそく」や「ぜんそくの気があるね」といわれたことがあるかもしれませんね。
※本記事では、「気管支ぜんそく」「ぜんそくの気がある」「小児ぜんそく」を便宜的に同じ”ぜんそく”と表現します。
続きを読む「こどもがかぜを引いたみたいなのですが,咳き込んでいて苦しそうです。受診した方がいいでしょうか?」特に小さなお子さんでは、いわゆるかぜのウイルスであっても、かぜから肺炎になって呼吸がしづらくなることがあります。またぜんそくのお子さんもかぜを引いたりほこりを吸い込むことなどをきっかけに呼吸の状態が悪くなることがあります。ここでは病院を受診した方がよい”息が苦しいサイン”についてお伝えしたいと思います。
お子さんが、犬が吠えるような咳をしたことはありませんか?オットセイの鳴き声のような咳と表現されることもあります。この特徴的な咳が出る状態は「クループ」と呼ばれ、注意が必要です。時間帯としては、夜間や早朝によく起きます。
「呼吸がゼーゼー・ヒューヒューしているときがある」「機嫌が悪くて夜も眠れていない」など小児ぜんそくの症状は、軽症なものから重症なものまで様々です。
そのような症状をくり返しているお子さんは、ひょっとすると小児ぜんそくかもしれません。小児ぜんそくとはどのような病気なのか、お伝えします。