発熱
熱せん妄(ねつせんもう)とは高熱に伴い意識がもうろうとしたり、つじつまの合わないことを言う、急に何かに怯え出すなど、普段とは明らかに異なる言動がみられる状態を指します1−3)。こどもはよく熱を出すので、熱せん妄もやはりこどもに多いです。具体的には1歳から4歳に最も多く、28%のこどもが過去に熱せん妄と思われる症状を経験したという報告があります1)。
続きを読む漢方薬は「苦いお薬」というイメージがあるかもしれません。でも、中にはおいしいものもたくさんあります。おいしい子どもの万能薬「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」をご紹介します。
小児科には咳や鼻水のいわゆる風邪で来院される方がたくさんいます。
特に保育園に入りたてのお子さんは頻繁に風邪をひくため、ずっと鼻水が続いていて、気がついたらずっと風邪薬を飲み続けている!なんてこともあるのではないでしょうか。
小さいお子さんのいるご家庭では、自宅で鼻吸い器を使っていらっしゃる方も多いと思います。
今回は、鼻吸い器を使用するタイミングやコツ、器機の種類や選び方についてご説明します。
予防接種のあと、まれに副反応として熱が出ることがあります。とはいえ、実際にお子さんが発熱すると心配ですよね。
今回は注意点や受診の目安をお伝えします。
※「予防接種の後に、腫れてしまった場合」については、「予防接種をうったところが腫れた際の受診の目安」をご覧ください。
「川崎病」という病気をご存知でしょうか?川崎病は、熱が長く続いているお子さんを診察する時、「本当にかぜかな?川崎病ではないかな?」と、小児科医がいつも考えている病気です。なぜなら、川崎病は決してまれな病気ではなく、また、重篤な後遺症を防ぐには早期の適切な診断・治療がとても重要だからです。今回は「川崎病」とその診断のポイントについてお話します。
発熱を伴う風邪で小児科にかかったあと、「解熱薬の使い方を聞き忘れてしまった」ということはありませんか?今回は、解熱薬によって期待できる効果、また一般的な使い方に関してお伝えします。
熱さまシートや冷えピタといった商品名で知られている冷却ジェルシート(貼付型冷却剤)はこの20年間でとてもよく利用されるようになりました。ひんやりして気持ちがいいですよね。でも冷却ジェルシートは誤解されていることや使用上注意しなければいけないこともあるので、確認しておきましょう。
赤ちゃんが熱を出したら尿路感染症が心配って言われたけど、尿路って何?尿路感染症って何が起きているの?今回はあまり聞き慣れないかもしれない「尿路感染症」についてご紹介します。