
薬


アトピー性皮膚炎の炎症を抑えるぬり薬はステロイド、プロトピック軟膏(タクロリムス)、コレクチム軟膏(デルゴシチニブ)に加えて、モイゼルト軟膏(ジファミラスト)が2022年6月から使えるようになりました。
その特徴と、他のぬり薬との違いについてお伝えします。
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「この薬を飲んで母乳を与えると、赤ちゃんに影響しないかしら」と、授乳中に薬を使うことを躊躇するという声が多数寄せられています。この記事では、授乳と薬の基本的な考え方をお伝えしていきたいと思います。

お子さんのかゆそうな湿疹、病院でステロイドの塗り薬をもらい、よくなったと思ってやめたらまたひどくなった、というぶり返しの経験はありませんか。そんな時は、塗り薬をやめるタイミングが早すぎるのかもしれません。長引く湿疹(アトピー性皮膚炎を含む)で皮膚がすべすべに戻った後の塗り薬のやめ方について解説します。

漢方薬と聞くと何となく体にいいような気もするけど、赤ちゃんにそもそも飲ませてもいいのか、ちょっとわかりにくいですよね。でも症状によっては一般的な薬よりも漢方薬の方がよく効くことがあります。今回は赤ちゃんに漢方薬が効きやすい症状をご紹介します。

蚊に刺されに困ることも多い季節となりました。虫除け剤を正しく使用して、虫刺されによるストレスがないようにしたいですね。現在、国際的に効果が認められ、厚生労働省のウェブサイトに記載のある虫除け剤の成分として「ディート(DEET)」と「イカリジン(ピカリジン)」の二種類があります。それぞれについてお伝えします。


「風邪を早く治したいので、抗生剤をいただけませんか?」「念のため抗生剤をいただけませんか?」そんなご要望を外来で伺うことがあります。お気持ちはわかります。お子さんが早く良くなることは小児科医含め誰もが望んでいることです。しかし、風邪に抗菌薬を使うことでそれが達成されるわけではありません。(抗生剤という呼び名のほうが耳慣れているかもしれませんが、正しくは、抗菌薬と呼びます。)

マイコプラズマと診断されたけれど薬を処方されなかった、抗菌薬を処方されたけれどなかなか症状がよくならない、といったお話を聞くことがあります。
それらはどういうことなのでしょうか。
お薬は、効果と副作用のバランスが重要ですが、マイコプラズマにおいても同様です。今回はそれらを踏まえて、マイコプラズマにおける抗菌薬の治療をご紹介します。

エピペン®というアレルギーの緊急用の薬剤のことをご存知ですか?自分自身が食物アレルギーの方、食物アレルギーのお子さんの保護者の方以外は、あまりご存知ないかもしれませんね。しかし、大人と違って自分で薬剤を使用できない子どもは、周囲の大人にその知識がないと、みるみる具合が悪くなり、死亡してしまう場合もあります。しかもお子さんは常に保護者の方と一緒にいるわけではありません。ぜひこの記事でエピペンについて知ってくださいね。


湿疹やアトピー性皮膚炎でよく処方されるステロイドのぬり薬ですが、「〇〇ローションは頭に」「△△クリームは顔に」「□□軟膏は体に」などと指示され、「なんでこんなにいろいろあるの?」「全部ローションならぬりやすいのに」などと思われたことはありませんか?もちろんちゃんと理由があって使い分けられています。今回はステロイドのぬり薬について整理してみましょう。

熱性けいれんは10人に1人のお子さんが経験するよくある病気です。
熱性けいれんでお医者さんにかかった時、解熱薬やけいれん予防のための「ダイアップ」を処方されたことのある方も多いのではないでしょうか?今回は、2つの薬の使い方のコツをご紹介します。
(本記事は2021年2月8日に一部表記を修正しました。)
熱性けいれんは10人に1人のお子さんが経験するよくある病気です。
熱性けいれんでお医者さんにかかった時、解熱薬やけいれん予防のための「ダイアップ」を処方されたことのある方も多いのではないでしょうか?今回は、2つの薬の使い方のコツをご紹介します。
(本記事は2021年2月8日に一部表記を修正しました。)

「毎日ちゃんと軟膏をぬっているのに、ずっとかゆそうで、一向によくなっている気がしない」
そんなことを医師に伝えたことのある方、そう思われたことのある方は多くいらっしゃると思います。
アトピー性皮膚炎がよくならない原因は様々ですが、まずは軟膏のぬり方を間違えていないか確認してみましょう。

インフルエンザは時に肺炎や脳炎を引き起こすため、保護者の方が心配になることも多いでしょう。そんなとき登場するのが、インフルエンザの薬です。しかし、
「必ず薬を飲まないと治らないの?」
「お兄ちゃんと違う薬が処方されたけどなんで?」
「副作用や注意することはありますか?」
「昔、インフルエンザの薬で異常行動などがニュースになっていたけど大丈夫なの?」
など使用する上で、気になることも少なくないと思います。そんな疑問にお答えします。

「体調の悪い子どもが嫌がりながらもなんとか薬を飲んでくれた」多くのご家庭でそんな場面を経験していると思います。「ほっとしたのもつかの間、子どもが嘔吐してしまった!どうしよう?!」せっかく飲ませた薬を吐いてしまったら、保護者の方が動揺されるのももっともです。冷静さを取り戻したら、下記の3つのポイントを確認してみましょう。