
消化器



赤ちゃんのうんち。今まで1日に何回も出ていたけど、なんか最近、回数が減った気がする。
「これって便秘?」「受診したほうがいい?」など心配になりますよね。
この記事では、とくに生後すぐ〜3ヶ月頃の赤ちゃんのうんちの回数や、受診の目安などをご紹介します。


赤ちゃんは、お母さんのお腹の中でへその緒を介してたっぷり栄養をもらって育ち生まれてきます。へその緒がついていたおへそは、お母さんと赤ちゃんが繋がっていた証。それはとても神聖な場所ですが、ケアをするには少しだけこわい場所でもあります。
そんな大切なおへその正しいケアの方法を解説します。



お子さんのうんちのリズムがいつもと違っていて、何となく不機嫌だったり、食欲が落ちていたりすると、もしかして便秘?とご心配になりますよね。(便秘を疑う症状については、「便秘症チェックリストーこんな時は小児科へ」も併せてご覧下さい。)
そんなときはまず「綿棒浣腸」をしてみませんか。ご自宅で簡単にできる綿棒浣腸の方法について解説します。

生まれたばかりの赤ちゃんに母乳やミルクを飲ませるのは一苦労ですよね。飲んだ後のゲップがうまくいかないというお悩みも、ゲップと一緒にせっかく飲んだものを吐き戻してしまうんじゃないかという心配の声も、よく聞きます。


子どもの便秘は10人に1人かそれ以上と言われています。「受診をしなくてもそのうち治るだろう」と考えられがちですが、実は便秘症のお子さんは、便をするときに とても痛い思いをしたり、苦しんだりしていることが多いのです。
今回は、子どもの便秘症についてお伝えします。
便秘症かどうかの確認については、「便秘症チェックリストーこんな時は小児科へ」も参照してください。
(本記事は2021年8月24日に一部表記を修正しました。)

保育園や幼稚園に通うお子さんが胃腸炎になってしまうと、お子さんだけでなく、保護者の方も看病に感染予防にと色々と大変になってしまいます。
病院でも「胃腸炎後はいつから登園して良いですか?」と、保護者の方から聞かれることがあります。働くお母さんであればなおさら気になるのではないでしょうか?
今回は胃腸炎後の登園基準に関して一小児科医の立場からお答えします。



ハイハイが上手になり、つかまり立ちや一人歩きも始まってくると、子どもの行動範囲は急激に広がっていきます。好奇心旺盛な子どもは何でも口に入れて確かめようとします。
子どもの誤食の中で極めて多いものはタバコです。今回はどのくらいの量を食べたら危険なのか、もしも食べてしまったらどう対応したらよいかを4つのポイントに分けて紹介します。



冬になると毎年、インフルエンザだけでなくウイルス性胃腸炎も流行します。ウイルス性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスによるものが有名ですが、今回はウイルス性胃腸炎に共通した注意事項についてお伝えします。
ウイルスは口から体に入ることで感染します

ウイルス性胃腸炎はウイルスが口から入ることで感染します。ウイルスが付着している食品を直接口に入れたり、ウイルスを含んだ便などを触った手などを介して、口からウイルスが侵入していきます。小さいお子さんですと色々なところを触ったり、なめたりすることで、ウイルスに感染する確率は高くなります。
特にノロウイルスの場合は便の中だけではなく、嘔吐物の中にも含まれており、感染力も強いため、集団感染を起こすことが知られています。
お子さんがウイルス性胃腸炎の時は家族全員特によく手を洗いましょう

ウイルス性胃腸炎はとにかく手を介して感染するので、予防にはなによりもお子さんの手洗いが有効です。そして、下痢や嘔吐などの症状がある時は、家族内でうつしてしまわないように、家族全員が石鹸と流水でいつもよりも丁寧に洗うことを心がけましょう。
胃腸炎に伴う脱水には注意が必要です

ウイルスを口にして感染してから症状が出現するまでには一定の期間があり、これを潜伏期間と言います。潜伏期間はウイルスで異なり、ノロウイルスであれば12-48時間、ロタウイルスであれば24-72時間といわれています。
胃腸炎の初期症状としては発熱、嘔吐、下痢、腹痛などが出現します。これらの症状は数日-10日程度で自然に軽快します。ただし、下痢や嘔吐による水分の喪失によって、深刻な脱水状態になってしまうと緊急入院が必要なことがあります。
ウイルス性胃腸炎に感染した場合には特別なお薬はありません。ほとんどのお子さんは自宅での水分補給で自然に症状は軽快します。水分摂取の方法に関しては小児科オンラインジャーナルの過去の記事も参考にしてみてください。(「胃腸炎の子どもがとるべき『水分』」「胃腸炎にかかってしまったら〜嘔吐に対して家でできる3つのこと」)
さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ直接ご相談ください。
小児科オンラインはこれからもお子さんの嘔吐・下痢、感染症、消化器に関する疑問を解決するために情報を発信していきます。
(小児科医 田中俊之)

赤ちゃんがミルクを飲んでいる最中に口からダラーともどしたり、飲み終わった後にケポッっともどしてしまったりしていませんか?
また、しゃっくりが多かったり、呼吸をする際にゼーゼーなどは聞こえていませんか?
このような症状をくり返していたら、もしかしたら胃食道逆流(GER)が原因かもしれません。

お子さんの下痢で病院に行き、小児科の先生から「胃腸炎ですね、しばらくしたら下痢は自然に治っていきますよ」と言われたものの、下痢だけが長く続いていませんか?
そんな時はもしかしたら二次性乳糖不耐症(にじせいにゅうとうふたいしょう)になっているかもしれません。