家族全員で肥満対策に挑戦を!(筆者もやります!)

世界的に肥満人口は増えており、日本でも食の欧米化にともない、小児の肥満児が増えています。
最近では、学童期の10人に1人が肥満といわれています。

肥満には、栄養過多などによる「単純性肥満」と、なんらかの疾患により続発して肥満が生じる「二次性肥満」があります。
この記事では最も多い「単純性肥満」を想定してお話をすすめていきたいと思います。

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早産児の離乳食の進め方

お子さんが早産、低出生体重児でお生まれの場合、「離乳食をどうしたら良いのか?」という悩みは大きいものです。

修正月齢を目安に離乳食を開始し進めるように、と言われることが多いと思いますが、医学的に一定の基準があるわけではありません。

個々の運動発達や精神発達、「食べるための発達」と言われる摂食への興味は個人差が大きく、一概に修正月齢には沿わないことも多いです。

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なかなかよくならないじんましん、慢性じんましんの特徴と治療

じんましんが出たり消えたり、何日も続くことはありませんか。多くはかゆみも強いため、なかなか良くならないと辛いですよね。今回はじんましんが6週間以上続く、「慢性じんましん」について解説します。

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はじめての歩行~発達や受診の目安~

お子さんのはじめての歩行は保護者の方にとって、とても待ち遠しい、嬉しいイベントです。
その開始時期には個人差があり、「うちの子はまだ歩かない」とご心配されている保護者の方もおられると思います。

今回は歩行の一般的な発達経過や、受診を考えた方が良い目安をご説明します。

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精巣がまだ降りていないと言われたら〜停留精巣と移動性精巣、治療のタイミング〜

男の子の健診の時に「玉(精巣)がまだ降りていませんね」「玉が触れませんね」と指摘を受けることがあります。

「様子を見てね、と言われたけれど、それはいつまで?」「将来的に大丈夫?」と気になりますよね。

今回は停留精巣(ていりゅうせいそう)と移動性精巣(いどうせいせいそう)についてお話しします。

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アレルギーが心配な場合の離乳食の「乳」の進め方

牛乳・乳製品や乳を含む加工品は、生活の中で欠かせない食品ですが、乳幼児期の3大食物アレルギーの一つでもあります。完全母乳で、粉ミルクを飲んだことがない、または新生児期に少し飲んでいたけどその後は何ヶ月も飲んでいない、などの場合はアレルギーに注意しながら乳を開始しましょう。

今回は、アレルギーが心配な場合の離乳食〜幼児期の乳の進め方の例と、注意する点を解説します。

*一般的な月齢に応じた離乳食の進め方に加えて注意することとして参考にしてください。

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早産児の発達と予防接種の考え方

早産や低出生体重でお生まれの場合、発育や発達の目安が母子手帳やネット情報、育児書通りに進まないことが多く、心配になりますよね。

この記事では発達と予防接種の考え方についてお伝えします。体重増加についての考え方は「早産児の体重増加の考え方」をご覧ください。

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アレルギーが心配な場合の小麦の食べ進め方

小麦はうどんなどの麺類、パン、揚げ物やシチュー、おかし、調味料など、あらゆる食品で使われる欠かせない食物の一つです。しかし、乳幼児期に食物アレルギーの原因となることが多い食物でもあります。今回は、離乳食〜幼児期の小麦の食べ進め方について解説します。

*一般的な月齢に応じた離乳食の進め方に加えて注意することとして参考にしてください。

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早産児の体重増加の考え方

生まれた赤ちゃんが早産児、低出生体重児の場合、NICU退院後に様々な不安や心配をお持ちかと思います。早産で生まれても、目の前のお子さんは目覚ましいスピードで発達、発育しているのですが、ご両親が想像していたお産や子育てと違ってしまったことで、心配な気持ちが上回ってしまうことも多いでしょう。

今回は体重増加・発育の考え方について、低出生体重児保健指導マニュアルに沿ってお話ししていきたいと思います。

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感染予防の第一歩〜効果的な手洗いのタイミング〜

手洗いは、感染症にうつらない、うつさないために大切とわかっていても、なかなか日々実践することは、簡単ではありませんよね。

今回は、新型コロナウイルス感染予防を中心に、日常生活の中で日頃から習慣づけたい、効果的な手洗いのタイミングについてご紹介します。

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ゆで卵以外の卵料理と加工品の食べ進め方

鶏卵は、食物アレルギーの頻度が最も高く、離乳食の時期から慎重に進めている方も多いかと思います。鶏卵は加熱をすればアレルギー症状が出にくくなるので、まずは固ゆで卵から開始します。今回は固ゆで卵をある程度食べられることがわかった後、他の卵料理や加工品をどのように進めていくかをお伝えします。

離乳食での最初の卵の始め方については、「離乳食での卵の進め方」を参照してください。

 

*明らかに食物アレルギーの症状が出たことがある、血液検査でIgE抗体価が高い、アトピー性皮膚炎がある、などの場合は必ず医師の指示のもとで食べ進めてください。

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家族全員で接種がお勧め!B型肝炎ワクチンは肝臓がんを予防します

2016年(平成28年)4月より、生後2か月の赤ちゃんに対してB型肝炎ワクチンの定期接種が行われるようになりました。定期接種化によって、今の赤ちゃんはB型肝炎に対する十分な抗体を持っています。しかし、2016年より前に生まれたお子さんや成人のほとんどは、ワクチンを打っていないため、抗体を持っていません。

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赤ちゃんの耳の聴こえの検査〜おさえておきたい4つのポイント〜

子育てには何かとお金がかかりますが、なかでも「赤ちゃんの耳の聴こえの検査(新生児聴覚スクリーニング検査)」は、地域によって公費補助に差があり、どうしようかと悩まれている方からのご相談が寄せられています。この記事では、なぜこの検査が必要で、いつ、どのように検査が行われるのかについて、お伝えしていきます。

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口の中がイガイガするけど食べ続けていいの?〜口腔アレルギー症候群の対応〜

口の中の粘膜に、果物や野菜などの食物が接触することで、口の中がピリピリしたり、イガイガしたりする食物アレルギーを「口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome: OAS)」といいます。花粉のアレルギーが関わって、果物や野菜を食べた時に出てしまう食物アレルギー(PFAS)の症状としてよく見られますが、今回は症状が出た時の対応や注意することについてお伝えします。

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食物経口負荷試験と経口免疫療法は全くの別物です

食物アレルギーのお子さんがいる保護者の方であれば、「食物経口負荷試験」や「経口免疫療法」といった言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

名前は聞いたことがあっても、両者の違いはご存じない方も多いのではないでしょうか。

今回は両者の違いについて解説します。

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