
予防接種


新型コロナワクチンに関わらず、そもそもワクチンについて「なんとなく怖い」「本当は必要ないのではないか」などと感じたり、そのような意見を聞いたりすることがあるかもしれません。
そのように考える原因として、世界保健機関(WHO)は「3C」(参考1)、ドイツの研究チームは「5C」という概念を提唱しています。(参考2)

お子さんへの新型コロナウイルスワクチンが、2022年から日本でも承認されました。
海外の主要先進国と同様に、生後6ヶ月から接種できるワクチンですが、「接種して大丈夫なのかな?」「ワクチンの効果は本当にあるの?」「接種した後、熱がでたらどうしたらいいの?」など、色々な不安がありますよね。
お子さんの新型コロナウイルスワクチンについて、正しく知ることができる、3つのホームページを紹介します。


新型コロナの流行当初、小児への新型コロナワクチンに対して、日本小児科学会は「接種する意義がある」という表現にとどめていました。しかし2022年9月以後は「接種を推奨する」という表現に変更されました。
その理由の1つが、特にオミクロン株流行以後、「新型コロナに感染・発症したお子さんのうち、重症化する例が報告されてきたから」です。
重症化とは、そもそもどんな症状なのか。どれくらいのお子さんが重症化するのか。ワクチンで防げるのか。現時点での科学的な情報をもとに解説します。

生後6か月から接種できる、新型コロナウイルスワクチン。とはいえ、比較的新しいウイルスに対する、比較的新しいワクチンです。本当に打って大丈夫なのかな?など、副反応については心配になりますよね。
今回は本記事執筆時点で公表されている公式情報をもとに、副反応について解説します。
(「子どもたちへの新型コロナワクチン(2022年11月15日執筆)」も参照ください。)



海外には日本では感染しないような感染症もあり、海外旅行や留学に行く場合には、事前の確認と準備が必要です。
あまり知られていませんが、それらの感染症を予防できるワクチンもありますので、接種のポイントをご説明します。

早産や低出生体重でお生まれの場合、発育や発達の目安が母子手帳やネット情報、育児書通りに進まないことが多く、心配になりますよね。
この記事では発達と予防接種の考え方についてお伝えします。体重増加についての考え方は「早産児の体重増加の考え方」をご覧ください。

2016年(平成28年)4月より、生後2か月の赤ちゃんに対してB型肝炎ワクチンの定期接種が行われるようになりました。定期接種化によって、今の赤ちゃんはB型肝炎に対する十分な抗体を持っています。しかし、2016年より前に生まれたお子さんや成人のほとんどは、ワクチンを打っていないため、抗体を持っていません。
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お子さんが小学6年生になり、無事二種混合(DT)ワクチンを接種し、「ああ、うちの子の予防接種もこれでやっと終わりね。」と、ほっとひと安心される保護者の方も多いことでしょう。
でも、そのあとにも、忘れないで受けてほしいワクチンがあります。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンです。
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小学校は、お子さんにとって本格的な集団生活の始まりです。ぜひ一度、就学前に打つべきワクチンについて確認しておきましょう。就学前に接種することで、より高い予防効果を発揮できる3つのワクチンについて、その大切さを説明します。
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就学前の年長さんに定期接種として麻疹・風疹ワクチンの2回目があるのは、皆さんご存じかと思います。
では、他にも、就学前の年長さんが接種しておくことがお勧めなワクチンがあるのはご存じでしょうか?それが、三種混合ワクチンとポリオワクチンの「5回目接種」です。
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現在、結核に有効な唯一のワクチンであるBCGワクチンは、日本では白い筒状の容器をスタンプのように腕に押して接種する方法が取られています。ここでは、BCGワクチンが結核に対してどのくらいの予防効果があるのかをお話ししていきます。
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「卵アレルギーがあるとインフルエンザワクチンが打てない」と聞いたことがあるかもしれません。なぜそのように言われているのか、実際に打つことができるのか、を解説します。
(本記事は2022年1月31日に一部表記を修正しました。)


予防接種のあと、副反応として接種した部分が赤くなる、固くなる、腫れる、といったことが起きることがあります。とはいえ、実際にお子さんに起こると心配ですよね。
今回は注意点や受診の目安をお伝えします。
※「予防接種の後に、熱が出てしまった場合」については、「予防接種のあとに熱が出た際の受診の目安」をご覧ください。

予防接種のあと、まれに副反応として熱が出ることがあります。とはいえ、実際にお子さんが発熱すると心配ですよね。
今回は注意点や受診の目安をお伝えします。
※「予防接種の後に、腫れてしまった場合」については、「予防接種をうったところが腫れた際の受診の目安」をご覧ください。
